都電荒川線(東京さくらトラム)沿線の住みやすさ完全ガイド|家賃相場・通勤時間・おすすめ駅TOP5【2026年版】

都電荒川線(東京さくらトラム)沿線の住みやすさ完全ガイド|家賃相場・通勤時間・おすすめ駅TOP5【2026年版】
都電荒川線(東京さくらトラム)沿線の住みやすさ完全ガイド|家賃相場・通勤時間・おすすめ駅TOP5【2026年版】
SA ── さくらトラムグリーン #269A45

都電荒川線(東京さくらトラム)沿線
住みやすさ完全ガイド【2026年版】

家賃6.0〜8.5万円・全線均一168円・東京唯一の路面電車で叶える下町スローライフ

都電荒川線(愛称:東京さくらトラム)は、東京に現存する唯一の路面電車です。荒川区の三ノ輪橋から新宿区の早稲田まで、全30停留場・12.2 kmを約54分でゆったりと結びます。ラインカラーは沿線の豊かな緑をイメージした「さくらトラムグリーン(#269A45)」。1911年の開業以来110年以上にわたって地域の足として愛され続け、2017年には「東京さくらトラム」の愛称が付けられました。沿線には昔ながらの商店街、桜やバラの名所、そして歴史ある神社仏閣が点在し、都心にいながら懐かしい下町の空気を味わえるのが最大の魅力です。

本ガイドでは、都電荒川線沿線の家賃相場、通勤利便性、乗り換え情報、おすすめ駅TOP5、そして沿線再開発の最新動向まで、「この路線沿いに住む」という視点から徹底解説します。なお、各区の子育て支援制度・治安データ・観光スポットなどエリアごとの詳細情報は、Phase-1エリアガイドをご参照ください。

基本情報

都電荒川線は東京都交通局が運営する軌道路線で、全区間を均一運賃で乗車できる手軽さが特徴です。路面電車ならではの低速走行(最高40 km/h)と約3〜7分間隔の高頻度運行により、沿線住民の日常の足として根付いています。

項目内容
運営事業者東京都交通局
路線愛称東京さくらトラム
路線記号SA
区間三ノ輪橋(SA01)〜 早稲田(SA30)
営業キロ12.2 km
停留場数30
全線所要時間約54分(日中ダイヤ)
運行間隔ラッシュ時3〜5分 / 日中6〜7分
普通運賃(IC)大人168円 / 小児84円(全区間均一)
1日乗車券大人400円 / 小児200円
通勤定期(1か月)6,740円
通過区荒川区・北区・豊島区・新宿区
最高速度40 km/h
開業1911年(現路線としての統合:1974年10月1日)
📌 均一運賃のメリット:全線どこまで乗っても168円(IC)。例えば三ノ輪橋から王子駅前まで通勤する場合、月額定期は6,740円で、1日あたりわずか約224円です。JR・メトロの初乗りと比較しても圧倒的にリーズナブルです。

沿線家賃相場比較

都電荒川線沿線の家賃相場は、都心路線としてはかなり抑えめです。ワンルーム・1K・1DKの平均で見ると、最も高い大塚駅前でも8.5万円、最も安い宮ノ前では6.0万円と、山手線圏内の路線としては驚くほどリーズナブルです。以下に主要停留場の家賃相場を、三ノ輪橋側から早稲田側へ順に掲載します。

停留場名所在区家賃相場(万円)主な乗換路線
三ノ輪橋荒川区8.0日比谷線(三ノ輪駅 徒歩4分)
荒川一中前荒川区8.0
荒川区役所前荒川区8.0
荒川二丁目荒川区7.8
荒川七丁目荒川区6.7
町屋駅前荒川区7.2千代田線・京成本線
町屋二丁目荒川区6.9
東尾久三丁目荒川区6.6
熊野前荒川区6.4日暮里・舎人ライナー
宮ノ前荒川区6.0(最安)
小台荒川区6.2
荒川遊園地前荒川区7.2
荒川車庫前荒川区7.0
梶原北区6.7
栄町北区7.2
王子駅前北区6.9JR京浜東北線・南北線
飛鳥山北区8.2
滝野川一丁目北区6.9
西ヶ原四丁目北区7.2
新庚申塚豊島区6.9都営三田線(西巣鴨駅 徒歩3分)
庚申塚豊島区7.7
巣鴨新田豊島区7.6
大塚駅前豊島区8.5(最高)JR山手線
向原豊島区7.2
東池袋四丁目豊島区7.4有楽町線(東池袋駅 徒歩5分)
都電雑司ヶ谷豊島区8.2副都心線(雑司が谷駅 徒歩3分)
鬼子母神前豊島区7.0副都心線(雑司が谷駅 徒歩3分)
学習院下豊島区7.6
面影橋新宿区8.0
早稲田新宿区7.5東西線(早稲田駅 徒歩7分)

※ 家賃データはSUUMO掲載物件に基づく2026年1月時点の参考値(ワンルーム・1K・1DK)です。実際の賃料は物件の条件により異なります。

注目すべきは、沿線全体の家賃水準が6万円台〜8万円台に収まっている点です。山手線の大塚駅に直結する「大塚駅前」ですら8.5万円にとどまり、都心アクセスの良さを考慮すると高いコストパフォーマンスを誇ります。宮ノ前・小台・熊野前といった荒川区西部のエリアは6万円台前半で、23区内としてはかなり手頃です。

📌 各区の詳しい住環境・子育て支援・治安データは、Phase-1エリアガイドをご参照ください:
台東区の住みやすさ完全ガイド(三ノ輪橋周辺)| 新宿区の住みやすさ完全ガイド(早稲田周辺)
※ 荒川区・北区・豊島区のPhase-1ガイドについては、コラム一覧ページより最新記事をご確認ください。

通勤・通学の利便性

混雑率について

都電荒川線は路面電車のため、国土交通省が毎年発表する「主要区間の混雑率」ランキングには含まれていません。ただし、大都市交通センサス(平成27年度)のデータによると、最も通過人員が多い区間は東尾久三丁目→町屋二丁目で、1日あたり約3,982人です。1両編成あたりの定員(約60〜70名)と朝ラッシュ時の3〜5分間隔運行を考慮すると、ピーク時でも車内に余裕があり、都心の地下鉄・JR線(東京圏平均混雑率139%、2024年度)と比べると体感的にはかなり快適です。

朝ラッシュ時でも「座れないことはあるが、身体が押し付けられるほどの混雑にはならない」というのが沿線住民の一般的な実感で、通勤・通学のストレスが少ないのは都電暮らしの大きなアドバンテージと言えます。

主要駅への所要時間

都電荒川線は全線の最高速度が40 km/hで、端から端まで約54分かかります。ただし、沿線各所で他路線に乗り換えることで都心主要駅へ効率的にアクセスできます。以下は主な乗換パターンと所要時間の目安です。

出発停留場→ 乗換駅→ 目的地合計所要時間(目安)
三ノ輪橋三ノ輪(日比谷線)上野約12分
三ノ輪橋三ノ輪(日比谷線)銀座約22分
町屋駅前町屋(千代田線)大手町約18分
町屋駅前町屋(千代田線)表参道約28分
王子駅前王子(京浜東北線)東京約18分
王子駅前王子(南北線)六本木一丁目約20分
大塚駅前大塚(山手線)池袋約5分
大塚駅前大塚(山手線)新宿約15分
東池袋四丁目東池袋(有楽町線)有楽町約18分
都電雑司ヶ谷雑司が谷(副都心線)渋谷約16分
早稲田早稲田(東西線)大手町約14分

都電荒川線は単独では長距離通勤に向きませんが、沿線には日比谷線・千代田線・京浜東北線・南北線・山手線・有楽町線・副都心線・東西線・京成本線・都営三田線・日暮里舎人ライナーと多数の路線が交差しており、これらを活用すれば都心のほとんどのビジネスエリアへ30分以内でアクセス可能です。「都電で最寄り停留場へ→他路線に乗り換え」という2段階通勤が基本スタイルとなりますが、都電区間の運賃が168円と安いため、定期代全体のコストも抑えられるのが魅力です。

乗り換え便利ポイント

都電荒川線は12.2 kmの区間で多くの鉄道路線と接続しており、「路面電車=孤立した路線」というイメージを大きく覆します。主要な乗り換えポイントを整理します。

停留場乗換先駅名接続路線主な行先
三ノ輪橋三ノ輪駅(徒歩4分)東京メトロ日比谷線上野・銀座・六本木・中目黒
町屋駅前町屋駅東京メトロ千代田線
京成本線
大手町・表参道・成田空港方面
熊野前熊野前駅日暮里・舎人ライナー日暮里・舎人公園・見沼代親水公園
王子駅前王子駅JR京浜東北線
東京メトロ南北線
東京・横浜・赤羽方面
目黒・溜池山王・六本木
新庚申塚西巣鴨駅(徒歩3分)都営三田線巣鴨・大手町・目黒
大塚駅前大塚駅JR山手線池袋・新宿・渋谷・東京・上野
東池袋四丁目東池袋駅(徒歩5分)東京メトロ有楽町線有楽町・豊洲・新木場
都電雑司ヶ谷
鬼子母神前
雑司が谷駅(徒歩3分)東京メトロ副都心線渋谷・横浜・池袋
早稲田早稲田駅(徒歩7分)東京メトロ東西線大手町・日本橋・西船橋

特に注目すべきは、大塚駅前でJR山手線にダイレクトに乗り換えられる点です。山手線沿線の中でも大塚は比較的家賃が抑えめなうえ、都電で1〜2駅離れた停留場に住めばさらにコストを下げられます。例えば、巣鴨新田(7.6万円)や向原(7.2万円)から大塚駅前まで都電で5分以内、そこから山手線で池袋まで3分という通勤ルートは、コストパフォーマンスの面で非常に優秀です。

住むならここ!おすすめ停留場 TOP5

1王子駅前(北区・家賃6.9万円)

JR京浜東北線と東京メトロ南北線に乗り換えでき、東京駅まで約18分、六本木一丁目まで約20分という高い交通利便性を誇ります。家賃は6.9万円と北区の中でも手頃で、飛鳥山公園の桜並木が徒歩圏内。2026年度に都市計画決定が予定される王子駅前再開発(住友不動産・51階建てツインタワー計画)が進めば、駅前の利便性は飛躍的に向上する見込みです。コスパと将来性のバランスが最も優れた停留場です。

2大塚駅前(豊島区・家賃8.5万円)

沿線唯一のJR山手線直結停留場。池袋まで3分、新宿まで15分と副都心方面への通勤に最適です。駅南口では再開発準備組合が設立され、2026年度の都市計画決定に向けて動いています。沿線で最も家賃が高い8.5万円ですが、山手線駅の中では依然として割安。駅前には商店街やスーパーが充実しており、日常の買い物にも困りません。利便性を最優先する方におすすめです。

3町屋駅前(荒川区・家賃7.2万円)

東京メトロ千代田線と京成本線に接続し、大手町まで約18分、表参道まで約28分と都心アクセスが良好。千代田線は相互直通運転で小田急線方面へもつながり、行動範囲が広がります。家賃7.2万円でこのアクセスは破格です。駅周辺にはサンポップ町屋をはじめとする商店街があり、日用品の買い物が便利。下町情緒と利便性を兼ね備えた「穴場駅」として人気上昇中です。

4都電雑司ヶ谷(豊島区・家賃8.2万円)

東京メトロ副都心線・雑司が谷駅まで徒歩3分。渋谷まで約16分、横浜方面へも乗り換えなしで直通可能です。鬼子母神堂の境内や雑司ヶ谷霊園など緑が多く、池袋から徒歩圏でありながら静かな住環境が魅力。副都心線は東急東横線・みなとみらい線に直通しているため、横浜・元町中華街方面への休日おでかけにも便利。文化的な街の雰囲気を好む方に適しています。

5宮ノ前(荒川区・家賃6.0万円)

沿線で最もリーズナブルな家賃6.0万円。23区内でこの水準は貴重です。隣の熊野前で日暮里・舎人ライナーに乗り換えれば、日暮里駅経由でJR山手線や京成スカイライナーにも接続できます。周辺は静かな住宅街で、あらかわ遊園まで徒歩圏内。とにかく家賃を抑えたい単身者や、穏やかな環境で子育てをしたいファミリーにおすすめの停留場です。

沿線再開発と将来展望

王子駅前地区再開発(2027年度着工予定)

住友不動産と準備組合が推進する大規模プロジェクトです。地上51階建て(高さ約190m)のツインタワーを中心に、総延べ床面積約27万㎡の複合開発が計画されています。住宅約2,000戸のほか、商業施設・ホテル・オフィスが入り、北区新庁舎の移転も一体的に進められます。2026年度中の都市計画決定、2027年度の解体着手、2033年度の竣工を目指しており、完成すれば王子駅前の景観と利便性が劇的に変わる見込みです。

大塚駅南口地区再開発(計画段階)

豊島区南大塚三丁目52〜55番を対象に、再開発準備組合が設立されています。2026年度の都市計画決定、2027年度の組合設立認可を目指しており、高容積率を活かした高度利用が計画されています。大塚駅北口でも7階建ての商業ビル建設が進行中で、駅周辺の商業機能が強化される方向です。

都電車両リニューアルプロジェクト(2026年春)

東京都交通局は、水戸岡鋭治氏のデザイン監修による8500形車両のリニューアルプロジェクトを2025年に始動しました。コンセプトは「楽しい都電」。クラウドファンディングも実施され、2026年春にリニューアル車両がデビュー予定です。沿線の魅力発信と地域活性化を目的としたこの取り組みは、都電ブランドの価値向上にも寄与するでしょう。

グランドシティタワー池袋(2026年竣工予定)

東池袋四丁目停留場に近い南池袋二丁目では、豊島区最高層となる地上52階建て・総戸数878戸の「グランドシティタワー池袋」が2026年秋頃の竣工を予定しています。有楽町線東池袋駅直結の大規模タワーレジデンスで、エリア全体の資産価値向上が期待されます。

このように、都電荒川線沿線では北区・豊島区を中心に複数の大規模再開発が進行中です。現在の手頃な家賃水準が、再開発の進展とともに上昇する可能性があり、今のうちに沿線に住み始めるのは賢い選択と言えるでしょう。

こんな方におすすめの路線です

都電荒川線沿線は、以下のようなライフスタイルや希望を持つ方に特におすすめです。

家賃を抑えて23区内に住みたい単身者・学生——沿線の平均家賃は約7.2万円(ワンルーム・1K・1DK)。山手線圏内でありながらこの水準は、都内でもトップクラスのコスパです。早稲田大学をはじめとする沿線の大学に通う学生にも最適です。

下町の温かいコミュニティを求める方——商店街でのお惣菜の買い物、路面電車の警笛、季節ごとの花々。都電沿線には東京の原風景ともいえる暮らしが残っています。近所付き合いのある、人情味豊かな生活を望む方にぴったりです。

通勤のストレスを減らしたい方——混雑率139%超が当たり前の都心路線と異なり、都電荒川線は朝ラッシュ時でも比較的余裕のある車内環境です。自宅最寄りの停留場から都電→地下鉄・JRへと乗り継ぐ「2段階通勤」で、ドア to ドアの快適さが確保できます。

資産価値の上昇を見込む投資家・将来を見据えるカップル——王子駅前の51階ツインタワー計画、大塚駅南口再開発、東池袋のタワーマンション建設と、沿線の再開発は今後10年で本格化します。現在の割安な家賃・地価が見直される前のタイミングは、まさに今です。

子育て中のファミリー——あらかわ遊園、飛鳥山公園、雑司ヶ谷の緑地など、沿線には子どもと楽しめるスポットが充実しています。路面電車は小さなお子さんにとっても乗り降りしやすく、ベビーカーでの利用もスムーズです。

まとめ

都電荒川線(東京さくらトラム)は、全30停留場・12.2 km・全線均一168円で、荒川区・北区・豊島区・新宿区の4区を横断する東京唯一の路面電車です。家賃は6.0〜8.5万円と山手線圏内では破格の水準で、日比谷線・千代田線・京浜東北線・南北線・山手線・有楽町線・副都心線・東西線など多数の路線との乗り換えにより都心へのアクセスも良好。さらに王子駅前ツインタワー計画や大塚駅南口再開発など、沿線の将来性も見逃せません。下町の温かさと都心利便性の両立——それが都電沿線の暮らしです。

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免責事項・データ出典
・家賃相場:SUUMO掲載物件に基づく2026年1月時点の参考値(ワンルーム・1K・1DK)。実際の賃料は物件の築年数・階数・設備等により異なります。
・混雑データ:国土交通省「第12回大都市交通センサス」(平成27年度)および国土交通省「都市鉄道の混雑率調査」(2024年度)。
・所要時間:NAVITIME・Yahoo!路線情報・ジョルダンに基づく平日日中の目安。乗り換え待ち時間を含みます。交通状況により変動する場合があります。
・運賃・路線情報:東京都交通局公式サイト、Wikipedia。
・再開発情報:東京都・北区・豊島区・住友不動産・各事業者のプレスリリースおよび報道資料に基づきます。計画内容は今後変更される可能性があります。
・本ガイドは2026年2月時点の情報に基づいて作成しています。最新情報は各公式サイト等でご確認ください。
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