都営三田線沿線の住みやすさ・家賃相場ガイド|おすすめ駅5選と通勤事情【2026年版】

都営三田線沿線の住みやすさ・家賃相場ガイド【2026年版】
目黒〜西高島平 全27駅を徹底比較。
高級住宅街から下町まで、ブルーラインが結ぶ多彩な暮らし。
都営三田線は、路線カラー「ブルー」が象徴するように、落ち着きと信頼感に満ちた都営地下鉄の基幹路線です。品川区の目黒駅から港区・千代田区・文京区・豊島区のビジネス&文教エリアを貫き、板橋区の西高島平駅まで全27駅・26.5 kmを結んでいます。
1968年に「都営6号線」として巣鴨〜志村(現・高島平)間で開業して以来、段階的に延伸を重ね、2000年には目黒駅まで延伸して東急目黒線との直通運転を開始。さらに2023年3月からは相鉄・東急新横浜線を経由して相鉄線とも相互直通運転がスタートし、神奈川方面へのアクセスも飛躍的に向上しました。
本記事では、都営三田線ならではの「路線視点」で家賃グラデーション・通勤データ・乗り換え利便性・再開発情報をお届けします。各エリアの詳しい住環境については、それぞれの区の住みやすさガイドをあわせてご覧ください。
1都営三田線の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 東京都交通局(都営地下鉄) |
| 路線記号 / カラー | I(ブルー) |
| 区間 | 目黒(I-01)〜 西高島平(I-27) |
| 路線距離 | 26.5 km |
| 駅数 | 27駅(起終点含む) |
| 全線所要時間 | 約52〜54分 |
| 運賃(IC) | 初乗り 178円 / 目黒→西高島平 377円 |
| 車両 | 6500形(8両)・6300形(6両)混在 |
| 直通運転 | 東急目黒線・東急新横浜線・相鉄線 |
| ラッシュ時本数 | 約24〜27本/時(2〜3分間隔) |
| 開業年 | 1968年(昭和43年)12月27日 |
三田線の大きな特徴は、都営地下鉄唯一の東急目黒線直通路線であること。目黒駅から先は東急目黒線・東急新横浜線を経由して新横浜や相鉄線方面へ1本でアクセスでき、通勤・出張の選択肢が広がります。車両は2022年に投入された新型8両編成の6500形が13編成運用されており、「経営計画2025」では2029年度までにさらに11編成を8両化する方針が示されています。
2沿線の家賃相場比較(ワンルーム・1K・1DK)
都営三田線は、目黒・白金台・白金高輪といった都内有数の高級住宅街から、板橋区北部の家賃5万円台エリアまでを1本で結ぶ、家賃グラデーションの幅がきわめて広い路線です。以下の表では、全27駅のワンルーム・1K・1DKの家賃相場を一覧で比較できます。
| 駅名 | 所在区 | 家賃相場(万円) | 目黒からの 所要時間 |
|---|---|---|---|
| 目黒(I-01) | 品川区 | 10.0 | ― |
| 白金台(I-02) | 港区 | 11.5 | 約2分 |
| 白金高輪(I-03) | 港区 | 11.3 | 約4分 |
| 三田(I-04) | 港区 | 10.8 | 約7分 |
| 芝公園(I-05) | 港区 | 10.9 | 約9分 |
| 御成門(I-06) | 港区 | 11.7 | 約11分 |
| 内幸町(I-07) | 千代田区 | 12.0 | 約13分 |
| 日比谷(I-08) | 千代田区 | 9.8 | 約15分 |
| 大手町(I-09) | 千代田区 | 12.6 | 約17分 |
| 神保町(I-10) | 千代田区 | 9.8 | 約19分 |
| 水道橋(I-11) | 千代田区 | 9.5 | 約21分 |
| 春日(I-12) | 文京区 | 8.3 | 約23分 |
| 白山(I-13) | 文京区 | 7.8 | 約25分 |
| 千石(I-14) | 文京区 | 8.2 | 約27分 |
| 巣鴨(I-15) | 豊島区 | 7.9 | 約29分 |
| 西巣鴨(I-16) | 豊島区 | 7.2 | 約31分 |
| 新板橋(I-17) | 板橋区 | 6.9 | 約33分 |
| 板橋区役所前(I-18) | 板橋区 | 7.0 | 約35分 |
| 板橋本町(I-19) | 板橋区 | 6.8 | 約37分 |
| 本蓮沼(I-20) | 板橋区 | 6.6 | 約38分 |
| 志村坂上(I-21) | 板橋区 | 6.5 | 約40分 |
| 志村三丁目(I-22) | 板橋区 | 6.7 | 約42分 |
| 蓮根(I-23) | 板橋区 | 6.6 | 約43分 |
| 西台(I-24) | 板橋区 | 6.0 | 約45分 |
| 高島平(I-25) | 板橋区 | 5.6 | 約47分 |
| 新高島平(I-26) | 板橋区 | 5.8 | 約49分 |
| 西高島平(I-27) | 板橋区 | 5.5 | 約52分 |
※ 出典:SUUMO 家賃相場データ(2026年1月時点・ワンルーム/1K/1DK マンション)。実際の家賃は物件条件により異なります。
家賃グラデーションの特徴:最も高い大手町駅(12.6万円)と最も安い西高島平駅(5.5万円)の差は7.1万円。港区・千代田区の都心エリアは10〜12万円台、文京区・豊島区は7〜8万円台、板橋区に入ると5〜7万円台と、エリアごとに明確な価格帯が分かれます。予算とライフスタイルに合わせてピンポイントで駅を選べるのが三田線の魅力です。
3通勤・通学の利便性
混雑率データ
国土交通省が公表した2024年度の混雑率調査によると、都営三田線の最混雑区間は西巣鴨→巣鴨(7:45〜8:45)で144%です。2019年度の160%前後から大幅に改善しており、新聞を広げて読める程度のゆとりがあります。都営地下鉄4路線の中では新宿線(150%)に次ぐ水準ですが、東京メトロの主要路線と比べると快適な部類に入ります。
今後、8両編成化が進むことで1編成あたりの定員が約300人増加し、混雑率のさらなる低下が見込まれます。
主要区間の所要時間
| 区間 | 所要時間(目安) |
|---|---|
| 目黒 → 大手町 | 約17分 |
| 西高島平 → 大手町 | 約38分 |
| 巣鴨 → 大手町 | 約12分 |
| 板橋区役所前 → 大手町 | 約22分 |
| 目黒 → 日比谷 | 約15分 |
| 目黒 → 西高島平(全線) | 約52〜54分 |
| 目黒 → 新横浜(直通) | 約30分 |
| 目黒 → 海老名(直通) | 約65分 |
乗り換え利便性(主な接続駅)
都営三田線は都心の主要路線と多数のノードで交差しており、乗り換えの選択肢が豊富です。以下は主要な接続駅です。
| 駅名 | 接続路線 |
|---|---|
| 目黒 | JR山手線、東急目黒線、東京メトロ南北線 |
| 白金高輪 | 東京メトロ南北線(品川方面延伸予定) |
| 三田 | 都営浅草線、JR田町駅(徒歩連絡) |
| 芝公園・御成門 | 都営大江戸線(大門駅 徒歩圏) |
| 日比谷 | 東京メトロ日比谷線・千代田線、JR有楽町駅 |
| 大手町 | 東京メトロ丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線、JR東京駅(徒歩5分) |
| 神保町 | 都営新宿線、東京メトロ半蔵門線 |
| 水道橋 | JR中央・総武線 |
| 春日 | 都営大江戸線、東京メトロ丸ノ内線・南北線(後楽園駅) |
| 巣鴨 | JR山手線 |
| 新板橋 | JR埼京線 板橋駅(徒歩5分)、東武東上線 下板橋駅(徒歩6分) |
特に大手町駅は東京メトロ4路線が集中し、JR東京駅とも地下通路で接続しているため、新幹線利用や東京駅方面への通勤に最適な乗換拠点です。また、白金高輪駅では将来の東京メトロ南北線品川延伸(2030年代半ば開業予定)により、品川・リニア中央新幹線方面への直接アクセスが実現します。
4都営三田線 おすすめ駅TOP5
家賃・アクセス・生活利便性・将来性を総合的に評価し、都営三田線沿線のおすすめ駅を5つ厳選しました。
白金高輪駅(I-03)
東京メトロ南北線との2路線利用が可能で、都心主要駅へのアクセスは抜群。白金アエルシティを中心とした商業施設も充実しています。現在進行中の三田五丁目西地区再開発(地上45階タワーマンション・2030年度竣工予定)や白金一丁目西部中地区再開発など複数の大規模プロジェクトが控えており、将来的な資産価値の向上も期待できます。さらに、南北線品川延伸の分岐駅としてターミナル性が飛躍的に高まる注目の駅です。
詳しくは港区の住みやすさガイドをご覧ください。
春日駅(I-12)
都営大江戸線に加え、東京メトロ丸ノ内線・南北線が乗り入れる後楽園駅と地下通路で直結し、実質4路線が利用可能な交通結節点です。大手町まで約10分、池袋まで約8分という好アクセスでありながら、家賃は8万円台に抑えられています。文京シビックセンターや東京ドームシティなど大規模施設が集まり、日常の買い物から休日のレジャーまで徒歩圏で完結します。文京区ならではの落ち着いた文教エリアの雰囲気が魅力です。
詳しくは文京区の住みやすさガイドをご覧ください。
板橋区役所前駅(I-18)
駅名の通り板橋区の行政の中心地で、区役所をはじめとする公共施設へのアクセスが抜群。大手町まで約22分と都心通勤にも実用的な距離にありながら、家賃は7万円台と高いコストパフォーマンスを誇ります。仲宿商店街をはじめ昔ながらの活気ある商店街が駅周辺に広がり、日常の買い物に困ることはありません。下町の温かみとリーズナブルな家賃を両立できる住環境です。
詳しくは板橋区の住みやすさガイドをご覧ください。
巣鴨駅(I-15)
JR山手線との2路線利用が可能で、池袋まで約4分・新宿まで約12分と抜群のアクセス力を持ちながら、家賃は8万円を切るコスパ駅です。「おばあちゃんの原宿」として知られる巣鴨地蔵通り商店街には新旧の個人店が軒を連ね、日常の買い物からグルメ探訪まで楽しめます。都営三田線の最混雑区間(西巣鴨→巣鴨)を過ぎた先であるため、巣鴨から大手町方面への乗車は比較的ゆとりがあります。
詳しくは豊島区の住みやすさガイドをご覧ください。
西高島平駅(I-27)
都営三田線沿線で最も家賃が安く、ワンルーム5万円台から都内暮らしが実現するコストパフォーマンス最強の始発駅です。始発駅のため朝の通勤時に着席乗車がしやすく、大手町まで約38分と実用的な通勤時間。駅周辺には光が丘公園に近い緑豊かな住宅街が広がり、板橋区の大規模公園や荒川河川敷での自然体験も日常の一部です。とにかく固定費を抑えたい単身者や、都内アドレスでゆったりした暮らしを叶えたい方におすすめです。
詳しくは板橋区の住みやすさガイドをご覧ください。
5沿線の再開発・将来性
白金高輪エリア ― 複数タワー計画が同時進行
白金高輪駅周辺では、現在3つの大規模再開発プロジェクトが同時に進行しています。三田五丁目西地区(地上45階・約167m・住友不動産、2026年度着工・2030年度竣工予定)、白金一丁目西部中地区(地上39階・約139m・約973戸、2030年3月竣工予定)、そして既に竣工済みの白金ザ・スカイ(地上45階・1247戸)を含め、駅周辺に超高層レジデンスが林立する新たな都心居住エリアが形成されつつあります。
南北線 品川延伸 ― 白金高輪から品川へ直結
東京メトロ南北線の品川延伸(白金高輪〜品川、約2.5 km)は2024年11月に工事着手済みで、2030年代半ばの開業を目指しています。白金高輪駅で南北線が分岐する形のため、三田線利用者も白金高輪で南北線品川方面に乗り換えられる利便性が生まれます。品川駅はリニア中央新幹線の始発駅でもあり、将来的に名古屋・大阪方面へのアクセスが劇的に向上する点は、沿線の資産価値にも好影響を与えるでしょう。
高輪ゲートウェイシティ ― 2026年春グランドオープン
三田線の三田駅・白金高輪駅から徒歩圏に位置するJR高輪ゲートウェイ駅周辺では、JR東日本が約6,000億円を投じた大規模複合再開発「TAKANAWA GATEWAY CITY」が2026年3月28日にグランドオープンを迎えます。オフィス・商業・文化施設が一体となった国際交流拠点として注目されており、周辺エリアの利便性と資産価値の向上が期待されています。
8両編成化 ― 2029年度完了目標
東京都交通局は「経営計画2025」において、現在13編成にとどまっている8両編成の6500形車両を、2029年度までにさらに11編成増やす計画を公表しました。全列車8両化が実現すれば、輸送力は大幅に増強され、混雑率のさらなる改善が見込まれます。2026年3月14日のダイヤ改正では、東急目黒線・相鉄線の改正に合わせた時刻変更が予定されています。
板橋区エリアの動向
板橋区では大山駅周辺の東武東上線連続立体交差事業や、板橋駅前のB地区再開発など、三田線と徒歩連絡可能なエリアでも複数の再開発が進行中です。また、高島平団地エリアでは「高島平グランドデザイン」に基づく将来構想が策定されており、長期的な街づくりが進められています。
6都営三田線はこんな方におすすめ
都営三田線は、ライフスタイルや予算に応じて幅広い選択肢を提供できる路線です。特に以下のような方にフィットします。
大手町・日比谷・内幸町エリアに通勤するビジネスパーソン ― 三田線は大手町に直結しており、丸の内・霞が関方面への通勤に最適です。板橋区からでも30分前後で到着できます。
家賃を抑えて都内に住みたい新社会人・単身者 ― 板橋区エリアなら5〜7万円台でワンルーム・1Kが見つかります。始発の西高島平からなら着席通勤も可能です。
港区・白金エリアで上質な暮らしを求める方 ― 白金台・白金高輪は都内屈指のブランドエリア。再開発で利便性が高まる今こそ注目のタイミングです。
文京区の文教エリアに暮らしたいファミリー・学生 ― 春日・白山・千石エリアは名門校が集まる文教地区。落ち着いた住環境と7〜8万円台の家賃を両立できます。
横浜・新横浜方面にも通勤する方 ― 東急目黒線・東急新横浜線への直通運転で、新横浜まで約30分。相鉄線方面への通勤も乗り換えなしで可能です。
7まとめ・お問い合わせ
都営三田線は、港区の高級住宅街から板橋区の家賃5万円台エリアまで、27駅で多彩なライフスタイルを提供する懐の深い路線です。2024年度の混雑率は144%と改善傾向にあり、8両編成化が進むことで今後さらに快適な通勤環境が期待できます。
白金高輪の大規模再開発、南北線品川延伸、高輪ゲートウェイシティのオープンなど、沿線の将来性は極めて高く、住まいとしてだけでなく資産形成の観点からも魅力的な路線と言えるでしょう。大手町・日比谷という東京の中枢を一直線に結ぶブルーライン沿線で、あなたらしい暮らしを見つけてみませんか。
免責事項:本記事に記載の家賃相場はSUUMO(2026年1月時点)の公開データに基づく目安であり、実際の賃料は物件の条件・築年数・階数・設備等により異なります。混雑率データは国土交通省「都市鉄道の混雑率調査(2024年度実績)」に基づきます。再開発情報は各事業者・行政の公表資料に基づいていますが、計画の変更・延期の可能性があります。本記事の情報は2026年2月時点のものであり、最新の情報は各公式サイトにてご確認ください。