立川市の住みやすさ完全ガイド|家賃相場・交通・子育て・再開発【2026年版】

立川市の住みやすさ完全ガイド|家賃相場・交通・子育て・再開発【2026年版】

JR中央線の車窓から、ふいに広がる空の大きさに気づく街――それが立川です。かつて米軍基地だった広大な跡地は、いま水と緑の回廊「GREEN SPRINGS」や国営昭和記念公園として生まれ変わり、多摩地域随一のターミナルシティとして輝きを増しています。新宿まで中央特快で約25分、多摩モノレールで南北にも自在につながるこの街は、都心の利便性と郊外の開放感を両手に抱く、東京西部の新しい暮らしの拠点です。

立川市の基本プロフィール

立川市は東京都のほぼ中央、多摩地域の中核都市として位置づけられています。面積は24.36 km²とコンパクトながら、推定人口は約18万6,000人(2026年1月時点)に達し、人口密度は約7,660人/km²。多摩地域では八王子市・町田市に次ぐ商業集積を誇り、国の出先機関や多摩広域防災拠点など公的施設が集中する「業務核都市」でもあります。年齢構成は生産年齢人口(15〜64歳)が64.0%と厚く、転入超過が続いている点も、住まいの街としての勢いを示しています。

立川市の家賃相場(間取り別)

立川市は新宿まで30分圏内でありながら、23区と比較すると家賃水準がぐっと抑えられるのが大きな魅力です。以下は主要不動産情報サイトの掲載データから算出した2025〜2026年の平均家賃です。

間取りSUUMOHOMESYahoo!不動産参考平均
1R7.8 万円7.10 万円5.8 万円約 6.9 万円
1K8.0 万円7.79 万円7.0 万円約 7.6 万円
1DK10.5 万円11.00 万円9.0 万円約 10.2 万円
1LDK12.8 万円11.55 万円12.1 万円約 12.2 万円
2DK9.53 万円約 9.5 万円
2LDK約 13〜15 万円
3LDK約 15〜18 万円

※ SUUMO(2026年1月閲覧)、HOMES(2026年2月閲覧)、Yahoo!不動産(2026年2月閲覧)掲載データをもとに編集部整理。物件条件・築年数により変動します。

単身向けの1R・1Kは7万円前後が中心帯で、新宿区や渋谷区の同間取り(10〜12万円台)と比較すると3〜5万円ほどの差があります。カップルやDINKS向けの1LDKでも12万円前後と、都心では得られない広さと設備を確保しやすいエリアです。駅から徒歩10分以上離れると、さらに1〜2万円ほどお得になる傾向があり、予算に応じた柔軟な物件選びが可能です。

交通アクセス ― 4路線+モノレールのターミナル

立川駅にはJR東日本の中央線(快速・中央特快・通勤特快)、青梅線、五日市線、南武線の4路線が乗り入れます。さらに立川北駅・立川南駅から多摩都市モノレール(上北台〜多摩センター)が利用でき、多摩地域の南北軸も確保。合計5路線が交差する、23区外では屈指の交通結節点です。

目的地路線所要時間(平日朝)運賃(IC)
新宿駅JR中央線 特快約 25 分約 490 円
東京駅JR中央線 特快→快速約 40 分約 570 円
渋谷駅JR中央線→山手線約 35 分約 570 円
池袋駅JR中央線→山手線約 40 分約 570 円
品川駅JR中央線→山手線約 50 分約 650 円
川崎駅JR南武線 直通約 60 分約 570 円
八王子駅JR中央線 快速約 10 分約 230 円
多摩センター駅多摩モノレール約 35 分約 400 円

※ NAVITIME・駅探 2026年2月データ参照。乗換時間を含む目安です。

特筆すべきは、中央線特快停車駅であること。各駅停車に乗るよりも大幅に時間短縮でき、新宿まで25分というアクセスの速さは23区の一部のエリアにも匹敵します。また南武線を使えば武蔵小杉・川崎方面にも1本で到達でき、多摩モノレールは多摩動物公園やサンリオピューロランドのある多摩センターへも乗換なしで結ぶなど、レジャーアクセスの面でも秀逸です。朝の特急「かいじ」「あずさ」も一部立川に停車するため、松本・甲府方面への出張や旅行にも重宝します。

暮らしやすさ・生活環境

商業施設の充実度

立川駅周辺は「多摩の新都心」とも呼ばれ、伊勢丹立川店(現在は閉店し後継テナント検討中)、立川高島屋S.C.、ルミネ立川、エキュート立川、ららぽーと立川立飛、IKEA立川と、大型商業施設がひしめきます。日常の買い物では、駅ビルのスーパー「クイーンズ伊勢丹」、OKストア、まいばすけっとなどが徒歩圏に揃い、食料品の買い出しに困ることはまずありません。

医療環境

国立病院機構 災害医療センター(455床)が立川基地跡地に所在し、救命救急・高度総合医療を24時間体制で提供しています。さらにKKR立川病院や立川相互病院など中規模総合病院も複数あり、立川高島屋S.C.の10階にはクリニックモールが開業するなど、通院の利便性が高いエリアです。

治安と防犯

立川市の犯罪発生率は0.86%程度(令和6年・警視庁統計)で、23区の繁華街エリアと比較すると低い水準です。駅南口の歓楽街(錦町・柴崎町付近)では夜間の客引きが見られることがありますが、住宅街が広がる北口エリアや、砂川・幸町方面は閑静で、防犯パトロールや「安全・安心まちづくり」施策が機能しています。ターミナル駅としての賑わいと住宅地の落ち着きがバランスよく共存している印象です。

自然環境

市域の約1割を占める国営昭和記念公園(約165.3 ha)は、四季の花畑やレンタサイクル、プール、バーベキュー広場を備え、都内屈指のアウトドアスポットです。多摩川や残堀川沿いのサイクリングロードも整備されており、平日はジョギングや犬の散歩を楽しむ住民で賑わいます。駅前のGREEN SPRINGSにはカスケード(階段状水景)のある大規模中庭が設けられ、都市と自然が融合した新しい景観を生み出しています。

子育て・教育環境

立川市は子育て世帯への支援にも力を入れています。2026年4月からは国の「子ども・子育て支援金制度」が本格始動し、出産応援給付金(妊婦1人あたり5万円)と子育て応援給付金(出生児1人あたり5万円)の計10万円が支給されます。また、物価高対応の独自施策として「物価高対応子育て応援手当」(児童1人あたり最大1万円)を支給した実績もあり、経済的支援の手厚さが特徴です。

保育施設は認可保育園・認証保育所・小規模保育を合わせて100か所超が整備され、待機児童対策が年々強化されています。教育面では市立小学校20校・中学校9校に加え、都立立川国際中等教育学校(中高一貫)や私立の立川女子高等学校などが立地。大学・研究機関も国立極地研究所や統計数理研究所が駅近くに集まり、アカデミックな空気も感じられます。昭和記念公園内の「こどもの森」や、GREEN SPRINGS内の体験型ミュージアム「PLAY!」など、週末の学びと遊びの場にも事欠きません。

再開発と将来の資産価値

GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)

2020年に立川基地跡地に開業した大型複合施設。ホテル(SORANO HOTEL)、多目的ホール(TACHIKAWA STAGE GARDEN)、オフィス、ショップ、レストラン、体験型ミュージアム「PLAY!」が集結しています。2026年春にはフードホール「TACHIHI PLACE」(全8店舗)がオープン予定で、さらなる集客が見込まれます。開業以来、北口エリアの歩行者回遊が大幅に増加し、周辺地価にもプラスの影響を与えています。

ブリリア立川(2027年竣工予定)

立川駅北口徒歩5分の地上17階建て、総戸数117戸の新築マンションが2027年10月完成を目指して建設中です。販売予定価格は6,500万円台〜1億1,500万円台と、多摩エリアとしては高水準で、「立川=資産価値が見込める」という市場評価の表れといえます。

駅北口の新規ビル開発

立川駅北口のピタゴラス通り沿いには、地上8階・地下1階の業務・飲食複合ビルが2026年2月着工・2027年1月竣工予定で計画されています。サンサンロードからGREEN SPRINGSへ至る歩行者動線がさらに整備されることで、北口エリア全体の回遊性が向上する見通しです。

多摩モノレール延伸構想

多摩都市モノレールは現在、上北台〜多摩センター間を運行していますが、東京都の都市計画では北は箱根ケ崎方面、南は町田方面への延伸が構想されています。実現すれば立川の交通結節点としてのポジションはさらに強化され、沿線全体の資産価値を押し上げる材料となります。

総じて、立川は「完成した街」ではなく「まだ伸びしろのある街」です。再開発が連続し、人口も2028年のピーク(約18万6,400人)に向けて増加基調が続くと予測されており、住まいとしても投資としても堅実な選択肢といえるでしょう。

立川市のおすすめスポット5選

🌳 国営昭和記念公園

東京ドーム約35個分の広大な敷地に、春のチューリップ、秋のイチョウ並木、冬のイルミネーションと四季折々の景観が広がります。レンタサイクルで園内を巡ったり、バーベキューガーデンで友人とのんびり過ごしたりと、休日のリフレッシュには最適。入園料は大人450円とリーズナブルで、年間パスポート(4,500円)を持てば毎朝の散歩コースにもなります。立川口・西立川口・砂川口など複数のゲートからアクセスでき、住むエリアに合わせた入り方が選べるのも住民ならではの楽しみです。

💧 GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)

約39,500 m²の敷地に広がるカスケード(階段状水景)と芝生広場は、まるでリゾートのような開放感。2026年春にはフードホール「TACHIHI PLACE」も加わり、食のバリエーションがさらに拡充されます。屋上のSORANO HOTELのインフィニティプールは宿泊者以外もデイユースで利用でき、立川に住む贅沢を象徴するスポットです。

🛋️ IKEA立川

多摩モノレール高松駅から徒歩7分、駐車場も完備の大型店舗。家具・インテリアはもちろん、レストランのスウェーデンミートボールも人気で、週末の家族のお出かけ定番スポットになっています。引越し直後のインテリア一式をワンストップで揃えられるのは、立川暮らしの大きなアドバンテージです。

🎡 ららぽーと立川立飛

多摩モノレール立飛駅直結、約250店舗が入る多摩地域最大級のショッピングモール。ファッション、グルメ、映画館、キッズスペースと揃い、雨の日でも1日過ごせます。フードコートの広さと選択肢も特筆もので、ファミリー世帯には頼もしい存在です。

🎭 たましんRISURUホール(立川市市民会館)

クラシックコンサートから落語会まで幅広い公演が行われる市民ホール。客席数約1,200のメインホールに加え、小ホールやリハーサル室も備え、市民の文化活動の拠点となっています。駅から徒歩13分とやや歩きますが、周辺は閑静な住宅街で、散歩がてら訪れるのにちょうどよい距離感です。

こんな方におすすめ

新宿・東京方面に通勤するが、23区の家賃は抑えたい方 ―― 中央特快25分で新宿直結。1Rで約7万円は都心勤務の単身者にとって強力な選択肢です。

休日は自然のなかでリフレッシュしたいアクティブ層 ―― 昭和記念公園を「庭」にできる贅沢。多摩川サイクリングロードも身近で、アウトドア好きには理想的な環境です。

子育て中のファミリーで、買い物・教育・医療をバランスよく求める方 ―― ららぽーと・IKEA・高島屋S.C.が徒歩圏、災害医療センターも近接。保育施設100か所超と待機児童対策も進んでいます。

多摩エリア内の移動が多いビジネスパーソン ―― 多摩モノレールで南北に一直線、南武線で川崎方面、青梅線で西多摩方面とマルチアクセスが可能です。

再開発による資産価値上昇を見据えた物件選びをしたい方 ―― GREEN SPRINGS開業後の地価上昇トレンドに加え、ブリリア立川をはじめとする新規マンション供給が続いており、中長期的な資産形成にも期待が持てます。

まとめ

立川市は、JR4路線+多摩モノレールが交差するターミナルシティでありながら、国営昭和記念公園やGREEN SPRINGSなど豊かな緑と水に恵まれた、多摩地域の「もうひとつの都心」です。1R・1Kで約7万円台という家賃水準は、新宿25分圏の利便性を考えれば非常にコストパフォーマンスが高く、単身者からファミリーまで幅広い層の暮らしを支えてくれます。再開発が続く駅周辺は資産価値の上昇余地も大きく、「住んでよし、持ってよし」の好バランスが立川の真骨頂です。

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免責事項・出典:

本記事の家賃相場はSUUMO(2026年1月閲覧)、HOMES(2026年2月閲覧)、Yahoo!不動産(2026年2月閲覧)の掲載データをもとに編集部が整理したものであり、実際の賃料は物件の条件(築年数・階数・設備等)により異なります。交通所要時間はNAVITIME・駅探(2026年2月データ)に基づく目安であり、ダイヤ改正や運行状況により変動する場合があります。人口データは総務省統計局および立川市公式サイト(2026年1月時点)を参照しています。治安に関する数値は警視庁・令和6年犯罪統計を出典としています。再開発情報は各事業者の公式発表に基づきますが、計画内容は変更される可能性があります。本記事の情報は執筆時点のものであり、最新の状況とは異なる場合があります。

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