東急多摩川線沿線の住みやすさ完全ガイド|家賃相場・通勤時間・おすすめ駅TOP5【2026年版】

東急多摩川線沿線の住みやすさ完全ガイド|家賃相場・通勤時間・おすすめ駅TOP5【2026年版】
東急多摩川線沿線の住みやすさ完全ガイド|家賃相場・通勤時間・おすすめ駅TOP5【2026年版】
TM ─ 臙脂(えんじ)ライン

東急多摩川線 沿線の住みやすさ完全ガイド
家賃相場・通勤データ・おすすめ駅TOP5【2026年版】

全長わずか5.6 km・全7駅。多摩川の潤いと大田区の下町情緒が共存する”東京で最もコンパクトな東急路線”の魅力を、路線ならではの視点で徹底解説します。

はじめに ── 臙脂色のショートライナー、東急多摩川線とは?

東急多摩川線は、多摩川駅(TM01)から蒲田駅(TM07)までを結ぶ全長5.6 kmの短距離路線です。路線記号は「TM」、ラインカラーは深みのある臙脂色(#AE0079)。2000年8月、旧・目蒲線が「東急目黒線」と「東急多摩川線」に分割されて誕生しました。

全線が大田区内を走り、各駅停車のみの運行ながら、多摩川駅で東急東横線・目黒線、蒲田駅でJR京浜東北線・東急池上線に接続し、渋谷・品川・横浜方面へのアクセスにも優れています。全線乗車でもわずか約11分というコンパクトさゆえに”空いていて座れる電車”として沿線住民から圧倒的な支持を集め、混雑率は首都圏トップクラスの低さです。

さらに2025年10月、東急蒲田駅と京急蒲田駅を地下で接続する「新空港線(蒲蒲線)」の速達性向上計画が国土交通大臣に正式認定。2040年代前半の開業に向けて動き出したこの計画は、沿線の将来的な資産価値にも大きなインパクトを与えるでしょう。

本記事ではPhase 1の地名記事で解説済みのエリア情報と重複しないよう、あくまで”路線ならではの切り口”──家賃の駅間グラデーション、混雑率、乗り換え利便性、再開発動向──に特化してお届けします。

路線の基本情報

運営事業者東急電鉄(東急株式会社)
路線記号 / ラインカラーTM / 臙脂色(#AE0079)
区間多摩川(TM01)〜 蒲田(TM07)
営業キロ5.6 km
駅数7駅(多摩川・沼部・鵜の木・下丸子・武蔵新田・矢口渡・蒲田)
軌間1,067 mm(狭軌)
電化方式直流1,500 V 架空電車線方式
運転種別各駅停車のみ
運行間隔平日ラッシュ時 約4〜5分、日中 約6〜8分
使用車両7000系(3両編成)、1000系1500番台(3両編成)
全線所要時間約10〜11分
運賃(IC)全線均一 140円(3 km以内)〜 157円(5.6 km)
開業1923年3月11日(目蒲線として)/ 2000年8月6日(多摩川線として分離)

3両編成・全線5.6 kmという規模は、東急電鉄全路線で最もコンパクト。そのぶん駅間距離が短く(平均約0.9 km)、どの駅からでも徒歩圏に隣駅がある”歩ける沿線”という特長があります。

沿線の家賃相場比較 ── 駅別レントグラデーション

以下の表は、SUUMO掲載データ(2026年1月10日更新)をもとに、各駅の賃貸物件における家賃相場(間取り問わず・全体中央値)をまとめたものです。東急多摩川線は全線が大田区内に位置するため、駅間の家賃差が非常に小さいのが特徴的です。

駅名(駅番号) 家賃相場
(全体)
蒲田からの
所要時間
特徴
多摩川(TM01) 6.5万円 約11分 東横線・目黒線乗換、渋谷直通
沼部(TM02) 6.7万円 約9分 多摩川沿い閑静な住宅街
鵜の木(TM03) 6.7万円 約7分 昔ながらの商店街、緑豊か
下丸子(TM04) 6.5万円 約6分 キヤノン本社隣接、下町風情
武蔵新田(TM05) 6.7万円 約4分 新田神社の門前町、飲食店充実
矢口渡(TM06) 6.8万円 約2分 蒲田至近、蒲蒲線計画の恩恵大
蒲田(TM07) 7.5万円 JR・池上線乗換ターミナル

全駅が6.5〜7.5万円の1万円レンジに収まるフラットな家賃構造は、他の東急路線にはない特徴です。ターミナルの蒲田でも7.5万円と、同じ東急沿線の自由が丘(約10.5万円)や武蔵小杉(約9.8万円)に比べて2〜3万円ほど安く、”東急ブランドのコストパフォーマンス路線”といえます。

LIFULL HOME’Sのデータでは1K/1DK中心にみるとやや高めの数値(多摩川 8.6万円、沼部 9.1万円など)が出ますが、これは多摩川駅周辺に築浅高層マンションが集中しているためで、築10年以上の物件なら6万円台前半も十分に見つかります。

※出典:SUUMO「東急多摩川線(東京都)の賃貸家賃相場」(2026年1月10日更新)、LIFULL HOME’S「東急多摩川線の家賃相場」(2026年2月閲覧)

通勤・通学の利便性 ── 混雑率107%の”座れる路線”

混雑率データ

国土交通省「都市鉄道の混雑率調査」(2024年度)によると、東急多摩川線の最混雑区間は矢口渡→蒲田(7:40〜8:40)の107%です。これは首都圏の主要通勤路線の中で62位にランクインする低水準で、「つり革や手すりにつかまれ、新聞を楽に読める」レベル。2019年度の同区間が約120%だったことを考えると、テレワーク定着の恩恵も大きく、現在は朝ラッシュでもかなり快適に乗車できます。

3両編成のため車両あたりの定員は少ないものの、4〜5分間隔の高頻度運行と全線11分という短い乗車時間がストレスを最小限にしています。特に蒲田方面への下り(多摩川→蒲田)は始発の多摩川駅から乗れば着席がほぼ確実です。

主要ターミナルへの所要時間

出発駅行き先所要時間(目安)経路
多摩川渋谷約14分東横線急行直通
多摩川目黒約11分目黒線急行直通
多摩川大手町約27分目黒線→南北線直通
多摩川横浜約24分東横線特急直通
蒲田品川約12分JR京浜東北線
蒲田東京約25分JR京浜東北線
蒲田横浜約18分JR京浜東北線
蒲田川崎約5分JR京浜東北線
下丸子渋谷約20分多摩川乗換→東横線
矢口渡品川約15分蒲田乗換→JR京浜東北線

「多摩川駅からは渋谷方面」「蒲田駅からは品川・東京方面」と、両端のターミナルを使い分けることで、都心のほぼ全方位に30分以内でアクセスできるのが東急多摩川線の大きな強みです。通勤先に合わせて「多摩川側」か「蒲田側」か住む位置を選べる柔軟さは、全長5.6 kmの短距離路線ならではの利点といえるでしょう。

乗り換え利便性 ── 両端ターミナルがカギ

東急多摩川線は中間駅での他路線接続がなく、両端の多摩川駅と蒲田駅が乗り換えのハブとなります。この”両端接続型”の構造を理解しておくことが、沿線での暮らしを最大限に活かすポイントです。

乗換駅接続路線乗換所要時間おもな行き先
多摩川駅
(TM01)
東急東横線
東急目黒線
同一ホーム
約1〜2分
渋谷・中目黒・横浜・元町中華街(東横線)
目黒・白金台・大手町・赤羽岩淵(目黒線→南北線直通)
日吉・新横浜(目黒線→新横浜線直通)
蒲田駅
(TM07)
東急池上線
JR京浜東北線
同一駅舎内
池上線: 約2分
JR: 約3〜4分
五反田・大崎方面(池上線)
品川・東京・上野・大宮方面(JR京浜東北線)
川崎・横浜・大船方面(JR京浜東北線)

注目すべきは多摩川駅の同一ホーム乗換です。東横線・目黒線と対面で乗り換えられるため、ラッシュ時でもスムーズ。目黒線は東京メトロ南北線・都営三田線と直通運転を行っているため、乗り換え1回で大手町・永田町・三田方面にダイレクトアクセスできます。

蒲田駅では、JR京浜東北線のほか東急池上線(五反田方面)にも接続。蒲蒲線が開業すれば、京急蒲田駅への乗換が加わり、羽田空港へのアクセスが飛躍的に向上します。

おすすめ駅 TOP5

TOP 1

下丸子駅(TM04)── コスパ最強&多摩川リバーサイド

沿線最安値タイの家賃相場6.5万円ながら、蒲田まで約6分・多摩川まで約5分と路線の中間に位置する好バランス駅。キヤノン本社をはじめ企業が集まるオフィスエリアと、昔ながらの商店街が共存する独特の街並みが魅力です。多摩川河川敷までは駅から徒歩10分ほどで、ランニングやサイクリングも日常的に楽しめます。治安が良く、ファミリー層のみならず一人暮らしの女性にも人気が高い穴場駅です。(大田区の詳しい住環境はこちら

TOP 2

矢口渡駅(TM06)── 蒲蒲線の恩恵×下町グルメ

蒲田駅からわずか1駅・約2分の矢口渡は、蒲蒲線(新空港線)計画で最も恩恵を受ける駅のひとつ。蒲蒲線は矢口渡付近から地下化が始まる計画で、将来的に羽田空港方面への利便性が飛躍的に向上します。家賃相場は6.8万円と蒲田より7,000円安く、商店街や個人経営の飲食店が充実した下町的な暮らしやすさが魅力。蒲田の商業施設も徒歩圏で使え、コストパフォーマンスに非常に優れたおすすめ駅です。(大田区の詳しい住環境はこちら

TOP 3

多摩川駅(TM01)── 東横線直結のリバーサイドターミナル

家賃相場6.5万円で、東横線・目黒線に対面乗り換えできる交通利便性の高さが最大の武器。渋谷まで約14分、目黒まで約11分、目黒線直通で大手町にも約27分と、”この家賃で?”と驚くアクセス力を備えています。駅の目の前に広がる多摩川の河川敷は春の桜、夏の花火大会、秋のジョギングと四季を通じて住民の憩いの場。田園調布エリアにも隣接し、街の品格と自然が調和した環境です。(大田区の詳しい住環境はこちら

TOP 4

武蔵新田駅(TM05)── 歴史ある門前町で落ち着いた暮らし

新田義興を祀る新田神社の最寄り駅として知られ、駅前から延びる参道沿いには個性的な飲食店やベーカリーが並びます。家賃相場は6.7万円。池上線・千鳥町駅にも徒歩圏でアクセスでき、2路線利用が可能な実質的な”ダブルアクセス駅”です。古くからの住民が多く治安が安定しており、駅周辺には2026年竣工の新築賃貸マンションも増加中。歴史と暮らしやすさを両立させたい方にぴったりの駅です。(大田区の詳しい住環境はこちら

TOP 5

鵜の木駅(TM03)── 自然派ファミリーに最適な川沿い住宅地

多摩川の河川敷まで駅から徒歩約8分。鵜の木松山公園や地域の児童館など子育て支援施設が充実し、ファミリー層に支持されている駅です。家賃相場6.7万円は東横線沿いの同等環境に比べ3〜4万円は安い水準。駅前にはスーパーや地元密着の商店があり日常の買い物にも不便はありません。街全体が落ち着いていて、静かに穏やかに暮らしたい方に最適です。(大田区の詳しい住環境はこちら

沿線の再開発・将来性

新空港線(蒲蒲線)── 2040年代前半に開業予定

東急多摩川線の将来を語るうえで最も大きなトピックが「新空港線(通称:蒲蒲線)」です。2025年10月、国土交通大臣が「速達性向上計画」を正式認定し、計画は本格始動しました。第一期整備では、矢口渡駅付近から東急蒲田駅を地下化し、京急蒲田駅付近に新設する「蒲田新駅(仮称)」までの区間を建設。総事業費は約1,248億円、整備期間は2025〜2042年度、開業は2040年代前半を見込んでいます。

蒲蒲線が開業すると、東急東横線方面から蒲田を経由して京急空港線に乗り入れ、渋谷・新宿三丁目・池袋方面から羽田空港への直通アクセスが実現します。現在3両編成の東急多摩川線には8両編成対応のホーム延伸も計画されており、沿線の輸送力と利便性は劇的に向上する見通しです。

蒲田駅周辺再編プロジェクト

大田区は「蒲田駅周辺再編プロジェクト」を推進中。東口・西口の駅前広場の再整備、自由通路の新設、周辺街区の複合開発により、蒲田駅を”国際都市おおた”の玄関口にふさわしい交通結節点へと再構築する方針です。新空港線の蒲田地下新駅とも一体的に計画されており、2030年代にかけて街の風景は大きく変わるでしょう。

沿線の資産価値への影響

大田区の試算では、蒲蒲線の整備と蒲田駅周辺再開発による経済波及効果は開業初年度に区内約2,900億円、10年間で約5,700億円。沿線不動産への影響も大きく、複数の不動産調査会社が「矢口渡・武蔵新田・下丸子の家賃上昇ポテンシャルは高い」と分析しています。今のうちに沿線に住む、あるいは投資物件を確保しておくのは賢い選択かもしれません。

こんな方におすすめ

通勤ストレスを最小限にしたい方
混雑率107%は首都圏トップクラスの低さ。満員電車が苦手な方に最適です。
東急沿線に手頃な家賃で住みたい方
6.5〜7.5万円は東横線・田園都市線の同条件より2〜4万円安い水準です。
品川・渋谷の両方にアクセスしたい方
蒲田経由で品川12分、多摩川経由で渋谷14分。2方向にバランスよく通えます。
自然の中でリフレッシュしたい方
全駅から多摩川河川敷まで徒歩圏。ランニング・サイクリング・BBQが日常です。
将来の資産価値上昇に期待したい方
蒲蒲線の本格始動で、沿線の不動産ポテンシャルは注目度急上昇中です。
治安の良い静かな住宅街を探している方
大田区南部は犯罪発生率が低く、女性の一人暮らしやファミリーにも安心です。

まとめ ── “東京で最も穏やかな東急路線”で、賢く暮らす

東急多摩川線は、全長5.6 km・7駅というコンパクトさの中に、驚くほど多くの魅力を詰め込んだ路線です。混雑率107%の快適な通勤環境、6.5〜7.5万円のフラットで手頃な家賃、渋谷にも品川にも30分以内のバランスの良いアクセス、そして多摩川の豊かな自然。さらに蒲蒲線計画の始動で将来的なポテンシャルも抜群です。

東急東横線や田園都市線の家賃に手が届かないとお感じの方、満員電車のストレスから解放されたい方、自然を身近に感じながらも23区内で便利に暮らしたい方──東急多摩川線はそのすべてを叶えてくれる”隠れた名路線”です。

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免責事項・出典
本記事の家賃相場データは、SUUMO(2026年1月10日更新)およびLIFULL HOME’S(2026年2月閲覧時点)の掲載情報に基づいています。実際の家賃は物件の築年数・設備・階数・契約条件等により異なります。混雑率は国土交通省「都市鉄道の混雑率調査」(2024年度)の公表値です。所要時間は平日日中のダイヤを基準とした目安であり、時間帯・運行状況により変動します。新空港線(蒲蒲線)に関する情報は、国土交通省認定「速達性向上計画」(2025年10月3日認定)および大田区公式サイトの公表情報に基づきますが、事業スケジュールは今後変更される可能性があります。本記事の内容は情報提供を目的としたものであり、不動産取引や投資に関する助言を構成するものではありません。物件のご契約にあたっては、最新の情報を不動産会社にてご確認ください。

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