東京モノレール沿線の住みやすさ・家賃相場ガイド|通勤時間・おすすめ駅TOP5【2026年版】

東京モノレール沿線
住みやすさ・家賃相場ガイド
浜松町〜羽田空港 全11駅を徹底比較【2026年版】
東京モノレールとは? — 空と湾岸を結ぶスカイブルーの通勤路線
東京モノレール羽田空港線は、JR山手線の浜松町駅と羽田空港第2ターミナル駅を結ぶ全長 17.8 km・全11駅の跨座式モノレール路線です。1964年の東京オリンピック開催にあわせて開業し、2024年に開業60周年を迎えました。ラインカラーは東京湾の水面を映すような爽やかなスカイブルー(#00B4ED)で、高架軌道から望むベイエリアの眺望とともに、沿線住民や空港利用者に親しまれています。
「空港アクセス路線」というイメージが先行しがちですが、実は浜松町から天王洲アイル・大井競馬場前・流通センターにかけてのエリアには、港区や品川区、大田区の住宅地が広がり、都心通勤とウォーターフロント生活を両立できる穴場路線として注目度が高まっています。空港快速を使えば浜松町から羽田空港第2ターミナルまで最速18分。出張や旅行が多いビジネスパーソンにとって、これほど魅力的なアクセス環境は他にありません。
本ガイドでは、東京モノレール沿線の家賃相場、通勤ラッシュの混雑率、乗り換え利便性、注目の再開発情報を網羅し、「住む路線」としてのモノレールの実力を徹底解説します。各駅が所在する区の詳しい住環境(子育て支援・治安・生活利便施設など)はそれぞれの区別ガイドをご参照ください。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 東京モノレール羽田空港線 |
| 運営会社 | 東京モノレール株式会社(JR東日本グループ) |
| 路線記号 | MO |
| ラインカラー | ■ スカイブルー #00B4ED |
| 区間 | モノレール浜松町 ⇔ 羽田空港第2ターミナル |
| 営業キロ | 17.8 km |
| 駅数 | 11駅 |
| 開業 | 1964年9月17日(開業60周年 2024年) |
| 最高速度 | 80 km/h |
| 列車種別 | 普通 / 区間快速 / 空港快速 |
| 運賃例 | 浜松町→羽田空港第2ターミナル 500円(IC 492円) |
東京モノレールは、跨座式モノレール(アルウェーグ式)を採用した都市交通路線で、全区間が高架または橋梁上を走行するため踏切がなく、定時性に優れています。2002年からJR東日本グループに入り、JR山手線・京浜東北線との乗り換え利便性が向上しました。列車は3種別あり、空港快速は浜松町を出ると途中駅をすべて通過して羽田空港第1・第2ターミナルへ直行します。区間快速は主要4駅に停車し、普通は全駅停車です。朝ラッシュ時は約3〜4分間隔、日中は約5〜6分間隔で運行されており、通勤利用にも十分な本数が確保されています。
駅別 家賃相場(1R / 1K / 1DK 平均)
東京モノレール沿線の家賃は、都心に近い浜松町駅が最も高く、羽田空港方面に向かうにつれて緩やかに下がる「グラデーション型」を描きます。ただし、再開発が進む天王洲アイルや空港ターミナル直近の物件では特殊な事情もあるため、実際の相場は駅ごとに確認が必要です。以下は SUUMO(2026年1月10日時点)のデータに基づく平均値です。
| 駅名 | 所在区 | 家賃相場 (万円/月) |
浜松町までの 所要時間 |
|---|---|---|---|
| モノレール浜松町 | 港区 | 11.2 | — |
| 天王洲アイル | 品川区 | 9.5 | 約4分 |
| 大井競馬場前 | 品川区 | 7.8 | 約7分 |
| 流通センター | 大田区 | 8.0 | 約9分 |
| 昭和島 | 大田区 | 6.6 | 約12分 |
| 整備場 | 大田区 | 7.5 | 約14分 |
| 天空橋 | 大田区 | 7.5 | 約16分 |
| 羽田空港第3ターミナル | 大田区 | 4.2 | 約18分 |
| 新整備場 | 大田区 | 4.1 | 約20分 |
| 羽田空港第1ターミナル | 大田区 | 4.0 | 約22分 |
| 羽田空港第2ターミナル | 大田区 | 4.1 | 約24分 |
居住用として現実的に物件数が豊富なのは浜松町〜天空橋の7駅です。羽田空港ターミナル3駅周辺はほぼ空港施設のため賃貸物件はごく限定的であり、表中の数値は参考値にとどまります。沿線全体を俯瞰すると、港区の浜松町で11.2万円、品川区の天王洲アイルで9.5万円、大井競馬場前で7.8万円、大田区の昭和島では6.6万円と、同じ路線内で約4.6万円の開きがあります。山手線内側のオフィス街に直結しながら家賃を7万円台に抑えたい方には、大井競馬場前〜流通センターのエリアが狙い目です。
通勤利便性 — 混雑率と主要駅への所要時間
混雑率
国土交通省の鉄道混雑率調査によると、東京モノレールの最混雑区間は「浜松町→天王洲アイル(7:30〜8:30)」で、混雑率は2024年度で 84% でした。これは東京圏の平均 139%を大きく下回る数値で、直近5年間の推移を見ても、2019年(コロナ前)の104%、2022年の77%、2023年の81%と、終始100%前後にとどまっています。座席定員(100%)を下回る84%とは「ほぼ全員が着席できる」水準であり、首都圏屈指の快適通勤路線といえます。
背景として、モノレール利用者に空港旅客が多く通勤ピーク時間帯の純通勤客がそこまで集中しないこと、また近年のテレワーク定着により沿線のオフィスワーカーの分散通勤が進んでいることが挙げられます。通勤時のストレスを最小限に抑えたい方には大きなアドバンテージです。
主要駅への所要時間(平日朝ラッシュ時)
| 出発駅 | → 浜松町 | → 東京 | → 品川 | → 新橋 | → 羽田空港 第2ターミナル |
|---|---|---|---|---|---|
| 天王洲アイル | 4分 | 約14分 (浜松町乗換) |
約12分 (りんかい線経由) |
約10分 (浜松町乗換) |
約20分 |
| 大井競馬場前 | 7分 | 約17分 | 約18分 | 約13分 | 約17分 |
| 流通センター | 9分 | 約19分 | 約20分 | 約15分 | 約15分 |
| 昭和島 | 12分 | 約22分 | 約23分 | 約18分 | 約12分 |
| 天空橋 | 16分 | 約26分 | 約20分 (京急乗換) |
約22分 | 約6分 |
モノレール浜松町駅はJR山手線・京浜東北線の浜松町駅と直結しており、東京駅まで約6分、新橋駅まで約3分、品川駅まで約5分とターミナル駅群へのアクセスが極めてスムーズです。そのため、沿線どの駅からも都心主要オフィス街への実質通勤時間は20〜30分圏内に収まります。所要時間はNAVITIME・駅探(2026年2月時点)のデータに基づいています。
乗り換え利便性
東京モノレールの各駅は、JR線や地下鉄、りんかい線、京急線と多彩な接続ポイントを持っています。主要な乗り換え駅を以下に整理します。
| 駅名 | 乗り換え路線 | 備考 |
|---|---|---|
| モノレール浜松町 | JR山手線・京浜東北線 都営浅草線・都営大江戸線(大門駅) |
JR浜松町駅北口直結。大門駅まで徒歩約3分。 |
| 天王洲アイル | りんかい線 | お台場・新木場・大崎方面へ直通。 |
| 天空橋 | 京急空港線 | 品川・横浜方面へ京急でアクセス。 |
| 羽田空港第3ターミナル | 京急空港線 | 国際線ターミナル直結。 |
| 羽田空港第1ターミナル | 京急空港線(共用駅) | JAL系ターミナル。 |
| 羽田空港第2ターミナル | 京急空港線(共用駅) | ANA系ターミナル。 |
特に注目すべきは浜松町と天王洲アイルの2駅です。浜松町ではJR山手線に乗り換えるだけで東京・品川・渋谷・新宿・池袋といった主要ターミナルすべてにアクセスでき、都営浅草線・大江戸線への乗り換え(大門駅経由)で六本木・新宿西口・押上方面にも広がりを見せます。天王洲アイルではりんかい線に乗り換えれば、お台場エリアや新木場を経由して京葉線沿線へ直通するほか、大崎駅でJR埼京線・湘南新宿ラインに接続できるため、副都心方面へのアクセスも良好です。
東京モノレール おすすめ駅 TOP5
天王洲アイル駅
運河沿いのボードウォークにアートギャラリーやカフェが並ぶ、都内屈指のウォーターフロントエリアです。りんかい線との乗り換え駅でもあり、お台場方面・大崎方面へのアクセスも良好。品川駅には天王洲アイル→大崎(りんかい線)→品川(JR)で約10分と近く、職住近接を実現しやすい立地です。近年はIT企業やクリエイティブ系オフィスの集積が進み、徒歩圏で完結する職・住・遊のバランスに優れた「大人のベイサイドタウン」として人気が上昇中です。
大井競馬場前駅
駅名からレジャー施設のイメージが強いですが、勝島エリアには閑静な住宅街が広がっています。家賃7.8万円は品川区内としては非常にリーズナブルで、浜松町まで7分・東京駅まで約17分という好アクセスを考えるとコストパフォーマンスは沿線随一です。大井ふ頭中央海浜公園やしながわ水族館が身近にあり、休日はランニングや釣りを楽しめるのもこのエリアならでは。スーパーやドラッグストアも徒歩圏に揃い、日常生活の利便性も十分です。
流通センター駅
平和島エリアに近接し、大田区の住宅地としてはやや穴場的なポジションにあるのが流通センター駅です。京浜急行の平和島駅が徒歩圏にあるため、モノレールと京急の2路線が利用可能という隠れたメリットがあります。家賃8.0万円は大田区平均とほぼ同水準ながら、浜松町まで9分・羽田空港まで15分という空陸ダブルアクセスは圧倒的。近年は大型物流施設跡地に複合商業施設の計画もあり、生活利便性のさらなる向上が見込まれています。
モノレール浜松町駅
沿線の起点であり、山手線・都営浅草線・都営大江戸線が利用できる都心の交通ハブです。家賃は11.2万円と沿線では最高値ですが、港区中心部としてはむしろ抑えめ。東京タワーや増上寺、旧芝離宮恩賜庭園といった名所に囲まれ、歴史と都市機能が融合する環境は港区ならではの魅力です。浜松町駅周辺では世界貿易センタービルの建て替えを含む大規模再開発が進行中で、駅前広場の整備やペデストリアンデッキの拡充も予定されており、今後さらに街の利便性が高まります。
天空橋駅
京急空港線との乗り換え駅で、品川・横浜方面へのアクセスが加わる2路線利用可能駅です。駅直上では「HANEDA INNOVATION CITY(HICity)」が2023年にグランドオープンし、先端技術の研究施設や飲食・商業テナントが集積するスマートシティとして街全体が活気づいています。羽田空港まで約6分という近さは出張の多いビジネスパーソンにとって大きなアドバンテージ。家賃7.5万円は大田区内でも手頃で、空港に最も近い「住める駅」として独自のポジションを確立しています。
沿線再開発の最新情報
浜松町駅周辺 — 世界貿易センタービル建替え&駅前再整備
浜松町駅西口に立つ世界貿易センタービルの建替えプロジェクトが進行中です。旧ビルは2021年に閉館し、跡地には高さ約235mのオフィス・商業複合超高層ビル(A街区)と、ホテル・カンファレンス機能を備えたB街区の2棟が建設されます。A街区は2027年度竣工予定で、完成すれば浜松町エリアは港区のビジネス拠点として大きく生まれ変わります。あわせて、モノレール浜松町駅とJR浜松町駅を結ぶペデストリアンデッキの拡充や駅前広場の整備も計画されており、乗り換え動線がさらにスムーズになる見込みです。
天王洲アイル — 品川駅周辺再開発との相乗効果
隣接する品川駅では、JR東日本が主導する「品川開発プロジェクト(高輪ゲートウェイシティ)」が2025年3月にまちびらきを迎えました。2棟の超高層タワーを含む大規模複合開発により、天王洲アイルエリアにもオフィスワーカーやビジターの流入が増加しています。運河沿いのアート&カルチャー拠点としての個性を活かしつつ、品川〜天王洲〜お台場を結ぶ水上交通(水上バス)の拡充も検討されています。
天空橋 — HANEDA INNOVATION CITY
天空橋駅直結の「HANEDA INNOVATION CITY(HICity)」は、羽田空港跡地に誕生した先端まちづくり拠点です。2023年のグランドオープン以降、自動運転バスの実証実験やロボティクスの社会実装拠点として注目を集めています。研究開発施設と飲食・ライブホール・足湯など娯楽施設が共存するユニークな街区で、周辺の住宅需要にもプラスの影響を与えています。
羽田空港アクセス線(JR東日本)構想
JR東日本は東京駅方面と羽田空港を直結する「羽田空港アクセス線」を計画しており、2031年度の開業を目指して工事が進行中です。この新路線は東京モノレールの競合となる可能性がありますが、一方で天王洲アイルや天空橋エリアの交通利便性がさらに多層化することになり、沿線不動産価値にはプラスに働くとの見方もあります。空港アクセス需要全体の拡大が見込まれるなか、モノレール沿線は「空港に近い住宅地」としての希少性を今後も維持していくでしょう。
東京モノレール沿線はこんな方におすすめ
出張や海外旅行が多く、羽田空港に最速18分でアクセスしたいビジネスパーソンにとって、東京モノレール沿線は他に代えがたい利便性を持っています。浜松町でJR山手線に接続するため、都心主要ターミナルへのアクセスも良好であり、「空港が近いけれど都心から遠い」という心配は無用です。
混雑率84%という「ほぼ座れる通勤」は、ラッシュ時のストレスを避けたい方には大きな魅力です。品川区・大田区エリアでは家賃6〜8万円台で1R・1Kの部屋が見つかり、同じ港区・品川区内の他路線沿線と比べて割安感があります。初めての一人暮らしで家賃を抑えつつ都心アクセスを確保したい方にも向いています。
また、ウォーターフロントならではの開放的な景観やランニング・サイクリングに適した水辺環境を日常的に楽しみたいアクティブ層、天王洲アイルのアートギャラリーや品川シーサイド周辺のクリエイティブ空間に魅力を感じるカルチャー志向の方にもフィットする路線です。将来的な資産形成を視野に入れる場合も、浜松町・品川の大規模再開発やHANEDA INNOVATION CITYの成長に伴う沿線価値の向上に注目できます。
まとめ
東京モノレールは「空港路線」のイメージを超えて、都心直結の低混雑通勤、ウォーターフロントの快適な生活環境、そして手頃な家賃水準を兼ね備えた「住む路線」としての実力を持っています。浜松町駅の大規模再開発、品川エリアの進化、天空橋のスマートシティ開発と、沿線全体に成長のエネルギーが満ちている今だからこそ、住まい探しの選択肢に加えていただきたい路線です。
各駅が所在する港区・品川区・大田区の詳しい住環境(子育て支援、治安、生活スポット情報など)については、それぞれの区別「住みやすさ完全ガイド」をあわせてご覧ください。
※ 家賃相場は SUUMO 掲載データ(2026年1月10日時点)の平均値であり、物件の条件・時期により異なります。
※ 混雑率は国土交通省「都市鉄道の混雑率調査」(2024年度)に基づきます。
※ 所要時間は NAVITIME・駅探(2026年2月時点)のデータを参考にした目安であり、ダイヤ改正・遅延等により変動します。
※ 再開発情報は各事業者の公式発表に基づいていますが、計画変更の可能性があります。
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