小田急小田原線沿線の住みやすさ・家賃相場ガイド|おすすめ駅5選と通勤事情【2026年版】

小田急小田原線沿線の住みやすさ・家賃相場ガイド|おすすめ駅5選と通勤事情【2026年版】

小田急小田原線のラインカラーはブルー(#0085CE)。新宿から箱根の玄関口・小田原まで全47駅・82.5 kmを貫く、首都圏屈指のロングラン通勤路線です。1927(昭和2)年の開業以来、「通勤の足」と「観光特急ロマンスカー」という二つの顔を持ち続けてきました。2018年に完成した代々木上原〜登戸間11.7 kmの複々線化により、朝ラッシュの混雑率は約190%から大幅に改善。さらに東京メトロ千代田線との相互直通運転で表参道・大手町方面へも乗換なしでアクセスでき、沿線の住みやすさが年々高まっています。本記事では、小田急小田原線の「路線ならではの視点」で家賃勾配・混雑率・再開発情報をお届けします。各区の子育て支援や治安の詳細は、それぞれの住みやすさ完全ガイドをご参照ください。

小田急小田原線 基本情報

項目内容
運営事業者小田急電鉄(路線記号 OH
区間新宿(OH01)〜 小田原(OH47)
路線距離 / 駅数82.5 km / 47駅
運賃目安(新宿〜小田原)IC 900円 / きっぷ 910円
運賃目安(新宿〜町田)IC 387円
編成6両・8両・10両
列車種別特急ロマンスカー・快速急行・急行・通勤急行・通勤準急・準急・各駅停車
複々線区間代々木上原〜登戸(11.7 km)
直通運転東京メトロ千代田線(代々木上原で直通)→ JR常磐線各駅停車
開業1927年4月1日

沿線の家賃相場比較(ワンルーム・1K・1DK)

新宿を起点に、西へ進むほど家賃は段階的に下がります。都内屈指の高賃料エリアである新宿〜代々木上原圏から、多摩川を越えると5万円台に突入。さらに町田・相模大野を過ぎると3〜5万円台が主流となり、82.5 kmの路線距離が生む家賃グラデーションの幅広さは、首都圏でもトップクラスです。

駅名 所在地 平均家賃 新宿まで
新宿新宿区約 8.5万円
南新宿渋谷区約 10.5万円約2分
代々木上原渋谷区約 8.7万円約4分
下北沢世田谷区約 7.9万円約7分
経堂世田谷区約 6.3万円約14分
成城学園前世田谷区約 6.1万円約17分
登戸川崎市多摩区約 5.8万円約18分
新百合ヶ丘川崎市麻生区約 4.9万円約24分
町田町田市約 4.8万円約31分
相模大野相模原市南区約 5.3万円約35分
海老名海老名市約 6.1万円約45分
本厚木厚木市約 4.5万円約50分
秦野秦野市約 3.1万円約68分
小田原小田原市約 5.5万円約85分

※データ出典:SUUMO 家賃相場(2026年1月10日時点)。ワンルーム・1K・1DK / 駅徒歩15分以内の掲載平均値。所要時間は快速急行・急行利用の日中目安。

通勤・通学の利便性 ─ 混雑率と所要時間

朝ラッシュ混雑率(2024年度・国土交通省調査)

最混雑区間は世田谷代田→下北沢(7:35〜8:35)で146%(10両編成含む混在)。これはコロナ前2017年度の約192%と比べ大幅な改善で、複々線化の効果が数字にはっきり表れています。東京圏私鉄平均139%と比べるとやや高めですが、「新聞を広げて読める程度」とされる150%を下回っており、通勤ストレスは許容範囲内です。なお、最混雑列車は新宿に7:45〜8:15に到着する快速急行で、登戸駅で乗客がピークに達します。小田急は登戸始発の「通勤準急」への分散利用を推奨しています。

主要駅→新宿 所要時間(日中ダイヤ)

区間快速急行急行各停
経堂 → 新宿―(通過)―(通過)約14分
登戸 → 新宿約18分約22分約35分
新百合ヶ丘 → 新宿約24分約30分
町田 → 新宿約31分約40分
本厚木 → 新宿約50分約58分
小田原 → 新宿約85分
小田原 → 新宿(ロマンスカー)最速59分(2026年3月改正 スーパーはこね)

2026年3月14日のダイヤ改正では、特急ロマンスカーの大増発と長編成化が実施されます。新宿〜小田原間で歴代最速59分運転の「スーパーはこね」が復活し、通勤利用だけでなく観光アクセスも大幅に向上します。

主な乗換ポイント

代々木上原駅では東京メトロ千代田線に直通し、表参道・霞ケ関・大手町方面へ乗換なし。朝ラッシュ時にも千代田線直通列車が27本設定されており、丸の内・霞が関勤務の方には極めて利便性が高いルートです。下北沢駅では京王井の頭線に乗換え、渋谷・吉祥寺方面へ直結。登戸駅ではJR南武線に接続し、川崎・武蔵溝ノ口・立川方面へアクセスできます。新百合ヶ丘駅は小田急多摩線の起点で、多摩センター方面へ分岐。町田駅ではJR横浜線に乗り換えて横浜・八王子方面、相模大野駅は小田急江ノ島線の分岐駅で藤沢・湘南方面に接続、海老名駅では相鉄線・JR相模線に乗換可能と、47駅の主要乗換ポイントが豊富に配置されているのが小田原線の大きな魅力です。小田原駅に至ってはJR東海道線・東海道新幹線・箱根登山鉄道・JR御殿場線・伊豆箱根鉄道大雄山線と接続する一大ターミナルです。

小田急小田原線 おすすめ駅 TOP5

1. 経堂(家賃 約6.3万円 / 世田谷区

新宿まで各停約14分で到着する複々線区間の恩恵を最大限に受ける駅です。準急停車で利便性が高い一方、急行は通過するため家賃は世田谷区内としては控えめな6.3万円。駅前の「経堂コルティ」に加え、農大通り商店街など日常の買い物環境も充実しています。2026年度にはホームドアの設置も予定されており、安全面の向上も期待できます。世田谷区の住環境について詳しくは世田谷区の住みやすさガイドをご覧ください。

2. 登戸(家賃 約5.8万円 / 川崎市多摩区)

快速急行で新宿まで約18分、JR南武線に乗り換えれば武蔵小杉・川崎方面にもアクセスでき、沿線最強クラスの交通利便性を持つ駅です。複々線区間の西端に位置し、始発の通勤準急を選べば座って通勤する選択肢もあります。中古マンション価格の上昇率が沿線トップクラスという調査もあり、資産性の面でも注目のエリアです。多摩川がすぐ近くを流れ、休日はジョギングやサイクリングも楽しめます。

3. 新百合ヶ丘(家賃 約4.9万円 / 川崎市麻生区)

快速急行・急行・ロマンスカー全種別が停車し、新宿まで約24分。多摩線への乗換駅でもあり、ターミナル機能を備えた中核駅です。家賃5万円を切る水準ながら、駅前には大型商業施設が集積し、「芸術のまち」としても知られる洗練された街並みが広がります。将来の横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸計画(あざみ野〜新百合ヶ丘)も進行中で、交通結節点としての価値がさらに高まる見込みです。

4. 町田(家賃 約4.8万円 / 町田市)

快速急行で新宿まで約31分。JR横浜線との接続駅で横浜方面にも1本でアクセスできる、沿線屈指の商業集積地です。駅周辺には百貨店・大型家電量販店・飲食街がひしめき、日常の買い物に困ることはありません。家賃約4.8万円と都内の住所でありながら5万円を切る驚きのコスパが最大の魅力。小田急の中期経営計画では町田エリアの再開発構想も盛り込まれており、将来性にも期待が持てます。

5. 海老名(家賃 約6.1万円 / 海老名市)

小田急・相鉄本線・JR相模線の3路線が集結するターミナル駅です。新宿まで快速急行で約45分と遠距離通勤の印象がありますが、ロマンスカーの通勤利用で着席通勤が可能(特急料金は590円)。駅前の「ViNA GARDENS」開発は全9区画の最終フェーズに入り、2027年春にファミリー棟、2028年にホテル温浴棟がオープン予定です。ロマンスカーミュージアムも隣接し、「住んで楽しい駅」として進化が止まりません。

沿線の再開発・将来性

新宿駅西口 ─ 48階建て超高層ビル(2029年度竣工予定)

旧小田急百貨店新宿本館の跡地で、小田急電鉄・東京メトロ・東急不動産の3社による「新宿駅西口地区開発計画」が進行中です。地上48階・地下5階、最高高さ約260 mのビルは、新宿エリアで最も高い建物となります。高層部にオフィス、中低層部に新しい商業空間が入り、小田急新宿駅と直結。新宿グランドターミナル構想の中核施設として、2029年度の竣工を目指しています。

下北沢 ─ 線路跡地の再生が完成形へ

2013年の地下化以降、地上部の線路跡地では段階的な開発が続いてきました。商業施設「BONUS TRACK」や温泉旅館「由縁別邸 代田」などが開業し、かつての”若者カルチャーの街”に新たな回遊性が生まれています。下北沢駅周辺は引き続き小田急の重点開発エリアに指定されており、さらなる進化が期待されます。

海老名 ─ ViNA GARDENS 最終フェーズ

小田急線海老名駅西口の大規模開発エリア「ViNA GARDENS」は全9区画で構成され、最終施設となる「ファミリー棟」(2027年春開業)と「ホテル温浴棟」(2028年開業)の着工が決定しました。天然温泉やペット関連施設、教育施設などファミリー層向けのコンテンツが充実予定で、住む街としての海老名の魅力がさらに高まります。

本厚木 ─ 複合公共施設が2027年度供用開始

本厚木駅前では市庁舎・図書館などが入る複合公共施設が2027年度中の供用開始を目指して建設中です。乗換駅以外の私鉄駅としては首都圏トップクラスの乗降客数を誇る本厚木は、再開発で「駅前の顔」が刷新されることで、沿線の生活拠点としてさらに存在感を増すでしょう。

2026年3月ダイヤ改正 ─ ロマンスカー大増発

2026年3月14日のダイヤ改正では、特急ロマンスカーの増発・長編成化が実施されます。新宿〜小田原間で最速59分の「スーパーはこね」が復活するほか、停車駅の追加や一般列車との接続改善も盛り込まれ、沿線全域で通勤・観光の利便性が向上します。

こんな方におすすめ

小田急小田原線は、82.5 kmの路線距離が生む「家賃の選択肢の幅広さ」が最大の武器です。世田谷区内の6万円台から、多摩川を越えた川崎・町田の4〜5万円台、さらに本厚木・秦野の3万円台まで、予算に合わせた駅を無理なく選べます。千代田線直通で大手町・表参道に乗換なしで通えるため、丸の内・霞が関エリアへの通勤者には特に好相性。複々線化の完成により混雑率は大きく改善し、帰宅時は特急ロマンスカーに乗れば優雅な着席通勤も可能です。沿線は閑静な住宅街と自然が共存するエリアが多く、ファミリーからDINKS、一人暮らしの学生まで、幅広い層が「自分に合った暮らし」を見つけやすい路線です。また、新宿西口の大規模再開発や海老名ViNA GARDENSの完成により、沿線価値はこれからさらに上昇が見込まれます。

※各区の子育て支援・治安・スポット情報は、新宿区の住みやすさガイド渋谷区の住みやすさガイド世田谷区の住みやすさガイドをそれぞれご参照ください。

まとめ

小田急小田原線は、複々線化による快適通勤・千代田線直通の都心アクセス力・ロマンスカーの着席通勤・家賃3万円台から10万円超までの幅広い選択肢という四拍子が揃った”総合力の高い路線”です。新宿西口48階再開発の2029年度竣工、海老名ViNA GARDENS の完成、本厚木の複合公共施設の整備など、沿線各所で再開発が同時進行しており、将来の資産価値向上も期待できます。「新宿に通いたいけれど、予算もライフスタイルも妥協したくない」──そんな方にこそ、小田急小田原線はぜひ候補に入れていただきたい路線です。

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【出典・免責】家賃データはSUUMO掲載平均値(2026年1月10日時点・ワンルーム〜1DK・駅徒歩15分以内)を参照しています。混雑率は国土交通省「都市鉄道の混雑率調査」2024年度実績値。所要時間は小田急電鉄公式ダイヤ・ジョルダン・NAVITIME等を参照した日中の目安であり、ラッシュ時やダイヤ乱れ時は変動します。再開発情報は2026年2月時点の公表資料に基づき、計画変更の可能性があります。運賃は2026年2月現在のもので、2026年3月14日のJR東日本運賃改定に伴う小田急線の変動はありません(小田急は改定を未実施)。物件の詳細条件は個別にご確認ください。

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